強くなる秘訣はライバルを見て自分に足りないものを把握すること

先日、オリンピックのメダリストとお話しする機会がありました。
勝負哲学について伺ったところ、剣道や武道にも共通する大切なことをお話しくださいました。

それは「ただ努力を続けても成果は出ない」ということです。
日本では努力することは美徳とされていて、何かで結果を出した人は皆「努力が実ったね、頑張った甲斐があったね」と賞賛されますので、この言葉には少々驚かれる方もいらっしゃるかと思います。

確かにただ闇雲に努力するだけでは結果につながりません。頑張っているのに、なかなか結果が出ず苦労した経験はありませんか?

お話しの中では、ライバルを見据えて自分に何が足りないかを把握することがまず必要だとおっしゃっていました。
そしてライバルに勝つために、足りない部分を徹底して習得する。
勝つためには目標を明確にすることが必要だとのことです。

また、ライバルを目の前で見ることで、どんなことをすれば日本一になれるのか鮮明に思い描くことができた、ともおっしゃっていました。
つまり自分を知ることが大事で、どこまでを目指したいのかはっきりイメージし、意識することが大切だとお話ししてくださいました。

企業も同じで「どこにポジショニングし、何を目指すのか?」という会社のヴィジョンが重要です。
その想いを意識して社員やお客様と共有することで、強い会社が作られていくのだと思います。

会社もスポーツも正しい努力をし続けることで成長することができます。