京都ならではの光景・銭湯

京都にいらっしゃった方は古い町並みが残っていることにお気づきになると思います。築100年を超える町屋も簡単に見つけることができますし、烏丸から東の三条通りでは明治時代に建てられたレンガ造りの建物が今も現役で使われています。東山堂がある西陣地区も例外ではなく、大通りから一歩中に入ると車一台やっと通れるような狭い路地に昔ながらの町屋があり、織機の音が聞こえてきたりします。

古い建物や史跡が残っているのも京都ならではだと思うのですが、私が京都らしいと思うのは、街中に銭湯がいまだにたくさん存在することです。東山堂から南に徒歩1分のところに1軒、北東に徒歩3分のところに1軒、北西に徒歩5分のところにも1軒あります。3軒は直径500mの円内に入りますので、いかに銭湯が町の皆様の生活に溶け込んでいるかお分かりいただけるかと思います。

私の知り合いも築90年ほどの町屋に住んでいて、家のお風呂が「五右衛門風呂」です。話によると、昔は薪をくべて沸かしていたけれども、今は毎日薪割りをするなんてできないし、そもそも煙でご近所に迷惑をかけるからとのことで毎日銭湯に通っています。

手ごろな値段でゆっくりくつろげる銭湯、京都観光で疲れた体を休めるのにはもってこいだと思います。広々とした湯船で手足を伸ばすのは気持ちの良いものですし、地元の方との交流も楽しいものです。銭湯で旅の思い出を一つ増やしてみてはいかがでしょうか。