アメフトのタックル事件を見て―スポーツの本来の目的は勝ち負けなのだろうか?

ネットやニュースでも話題になっていた日大と関学のアメフト危険タックル問題。

この話題を記事にすべきか迷いましたが、東山堂は武道具の会社で、武道に携わっています。

武道はスポーツとは少し異なりますが、小学校や中学校でも習いますし、スポーツと認識している人も多いです。

このアメフトのタックル問題で、私は、スポーツって何だろうと考えました。

本来のスポーツとは、このように勝つためには相手を傷つけてもいいと思うくらい勝敗に執着するものだったのだろうか?

学生時代からスポーツは「勝つこと」が目的になってしまいます。

監督が勝つためには?という考えでの指導をし、選手も「勝ちたい」と思い練習をします。

しかし、相手に勝つことばかりを考え過ぎではないだろうか?

剣道を含め武道では、まずは、自己研鑽が重要であり、人間形成の道が理念としてある。

つまり、自分自身と向き合い、そして、己に勝つことがもっとも大切なことだと教えられるはずなのではあるが、あまりにも「勝ち負け」に執着した指導を有名校や強豪校であればあるほどしてしまう現状があるのではないだろうか?

私たちも、選手には、良い結果を出してほしいと常に考えています。そして、安心と安全も考えて商品展開も同時にしています。

勝つことだけではなく、武道の楽しさ、そして、自分と向き合い、自分に勝つこと。

勝ち負けだけでは得ることのできない、自分が変わることで上達して行く。

そんな体験をスポーツを通してできたら、社会に出るときにスポーツでの経験はきっとあなたの宝になるのではないでしょうか?

私たちは、道具を売るメーカーではありますが、お客様である選手たちに、そんな「想い」を売ることをしていきたいと常に思っています。

勝ち負けだけではない価値をもっと感じてスポーツに取り組んでほしい。私はそう願っています。