東京オリンピックのチケットなどの当選結果も出たり、出場選手などの選考も行われていたりと、いよいよオリンピックという実感を感じてきましたよね。
柔道や空手といった武道もオリンピック種目になっていますが、様々な分野の一流選手から話を聞いていると、世界第一線で活躍する一流選手にはある共通点があることに気づきました。
オリンピックに出る選手や、世界で活躍する選手にはもちろん「才能」があると思います。
しかし、才能だけでは世界で通用するトップクラスの選手にはなれません。才能以外には何が必要でしょうか?
努力?継続すること?
それらも当然必要なのですが、様々な分野の選手から聞いた話の中で共通していたことは、「環境」なのです。
「環境が人を作る」とも言われていますが、この環境がもっとも大切だと感じました。
例えば、親が同じ競技をやっていたり、強豪校のコーチをしていたり、強いチームが近くにあったりといったように、指導者に恵まれていたことがよかったと、彼ら一流選手が異口同音に語っていました。
また、そういった環境に早くから身を置いていると、挫折も多く味わってしまう反面、その都度勝つ為に何が必要なのか考えて行動していたとも言っていました。
そして、その後さらに強いチーム、さらに良い環境へと自ら身を置くことで、世界を意識していったと言います。
さらに、ほとんどの選手に共通する事が、最初は必ず勝てない選手(ライバル)や参考になる選手を目標に練習してきたと話していました。常に、自分より上の選手をイメージしている事が重要で、その選手をまずは真似る事からスタートしたという方もいました。
これらのことから、何においても環境というものはやはり大切だと改めて感じました。
もちろん職場環境も同じだと思います。環境がいい職場では、良い仕事ができます。逆に、環境も悪く、人間関係も良好でない職場では良い仕事はできずに足の引っ張り合いも多いものです。
環境が人を作り、人を育てる。
この言葉のように、良い環境を整える事が人材の採用と育成にも非常に大切ではないかと思います。
今企業は、人手不足が一番の問題にもなってきていますが、一流選手がそうしたように、
一流の選手から学ぶことはたくさんありますね。