「常に人々に喜ばれる企業であり続ける」
これは東山堂の社是であります。
その社是の基になったのは今でも脈々と受け継がれている近江商人の「三方よし」の教えであります。
「三方よし」とは「売り手よし、買い手よし、世間よし」という売り手と買い手が共に満足し、それで得た利益を還元し社会全体で幸福になっていくという素晴らしい考えであります。
近江商人は営利至上主義を厳しく諌め、「利真於勤(りはつとむるにおいてしんなり)」「陰徳善事(いんとくぜんじ)」の教えの中で、商いの利益はその職務に精進した結果の「ご褒美」であり利益を目的としてはならないと説き、世の為、人の為に尽くし社会的責任を果たすことこそ経営の真の目的であると断言しています。
「常に人々に喜ばれる企業であり続ける」ためにお客様のことを我々東山堂は常に考えて行きます。
ただモノを売るのではなく、お客様に親しまれ、長くお付き合いできるように、武道具を通して
歴史や職人の想い、またお客様の想いを繋いでいく。
ただのモノではなく武道具こそが「想いを繋ぐ」そんな体験をお客様にはして欲しいと思っています。
そして、閉鎖的に感じられるこの業界がもっとお客様にわかりやすく、そしてさらに発展し、たくさんの人たちに喜ばれる業界になっていくように、わたくしはこれからもこの「三方よし」という先達の教えを守り、武道界の未来のために精進してまいります。