剣道では、相手の隙や打ち気、動きを相手の目の動きで察知しなくてはいけません。
しかし、目だけを見るということは自分の手の内も相手に知らせることになります。
そこで剣道では、遠山の目付と言われる見方があります。
[遠山の目付]とは?
目は相手の顔面につけるが、一点を凝視するのではなく遠い山を見るように、相手の体全体を視野に入れること。
この見方は、現代のスポーツ科学にもあり、野球などでは、周辺視システムと言われるものです。
しかしながら、このような目付は心が定まらないとうまくいかないものだと思います。
人はどうしても心が何かに囚われ一ヶ所を注視してしまいます。
この目付は、会社ではリーダーこそが養わないといけないものだと思います。
チームの一ヶ所だけではなく、遠山の目付で全体を見ること。
その為には、心を定めることが必要です。
今は社内コミュニケーション不足を感じる会社が増え、社員のストレスが増加していると言われています。
東山堂は、武道の会社です。
武道の教えもしっかりと会社作りに取り入れていきたいと日々感じています。