先日こんなニュースがあったことをご存知でしょうか?
「病苦に耐え剣道全国大会V「繊維筋痛症」の椿野さん 定時制・通信制高校大会」
(2017年9 月1日 神戸新聞NEXTより)
繊維筋痛症という全身のあらゆる場所を耐え難い痛みが四六時中襲う原因不明の病気を抱えつつも、剣道を続け見事団体戦で優勝したそうです。
現在は症状が治まっているので剣道に打ち込めるそうですが、「ひどい時は身体中にガラスの破片が流れるようだった」とインタビューで話していたことから、その痛みには想像を絶するものがあります。
それを克服して剣道を続けたのですからすごい精神力です。
病気から来る耐え難い痛みを一度でも経験すると「また発症するのでは?」など不安になると思います。
剣道は打たれると痛みを感じます。
打突が外れて内出血などを起こすことはよくあります。
稽古中に打たれることで、病気の辛い痛みの記憶が蘇ったこともあったのではないでしょうか。
一度は病気のため学校も中退せざるを得ない状況だったにもかかわらず、その後定時制に再入学し、さらに剣道を続けるという心の強さは本当に素晴らしいものです。
痛みを感じていた時にも逃げずにしっかり自分と向き合って、自分がやりたいことを決して諦めずに行動した結果が今回の快挙に繋がったのでしょう。
この心の強さは将来あらゆる場面で役に立つと思います。
武道は技とともに心も修行するものです。
ただ試合に勝つためだけに厳しい稽古を行うのではなく、この剣士のように稽古を通して「負けない心」「諦めない心」を磨いていくのが武道ではないかと思います。
このように「心」が磨かれる武道をもっと広めて行きたいと私は改めて思いました。