経営もスポーツも心・技・体が重要

最近は、毎日W杯の熱戦をご覧になられている方も非常に多いのではないでしょうか?

今回のW杯は熱戦が多く、見ていても非常に面白い大会だと思います。

日本代表も大会前は色々ありましたが、期待が持てますよね。

私は、経営者でもあるので、ただ、スポーツを観戦するのではなく、様々な視点で観ていたりします。

熱戦の多い今回のW杯で感じたのは、活躍選手のメンタルの関係に注目していました。

ポルトガルのクリスティアーノ・ロナウド選手やベルギーのルカク選手、ドイツのクロース選手はリーグと同じような活躍で、さすが1流選手!といった活躍です。

一方、スーパースターのメッシ選手や、日本と対戦した、ハメス・ロドリゲス選手は精彩を欠いています。

この違いはどこにあるのでしょうか?

剣道や武道では、「心・技・体」と言う言葉がよく使われています。

心技体とは、心、技術、体のバランスが全て整っていることです。

この心技体のバランスが整っている選手が今回しっかり活躍できているように感じます。

いくら体(フィジカル)が強くて、技術が素晴らしくても、心(メンタル)が伴っていないと思ったような結果が出せません。

そんな心技体の重要さをわかりやすく感じたのが今回のW杯だと思います。

スポーツや武道の世界ではよく言われるこの心技体ですが、日本では、心(メンタル)の部分が間違った解釈のされ方が多いように感じます。

これは、指導者側もそうです。

その解釈は、「気合いと根性」です。

この気合いと根性という精神論はビジネスの世界にもあります。

よく、上司がいう言葉では、気合いと根性で結果をだせ!なんてことは、いまだに言われる場合が多いのではないでしょうか?

この気合いと根性という精神論が根強い日本では、それが残業などの過労死などにも繋がっていたりする場合があります。

仕事でのパフォーマンスをあげるには、心技体のどれかの歯車が狂っていたら、全てのパフォーマンスは下がってきます。

例えば、体のどこかに不調を感じていながら楽しい気持ちを感じることは無理でしょう。

仕事でも、人間関係やプライベートなどでも悩みを抱えたままでしたら、仕事に打ち込むパフォーマンスは下がってしまいます。

そこを気合いと根性でなんとかしろ!という精神論では心は疲弊してしまいます。

私は、この心技体を整えることは、経営でも大事ではないかと思っています。

そして、私は、お客様に愛される会社になっていくためには、心技体の「心」が非常に重要ではないかと思います。

お客様に喜んでいただけるような商品を提供するためには、技術だけではダメですし、会社の体力があるだけでもダメです。

心が伴って初めて、お客様に心から「ありがとう」といっていただけるような商品やサービスを提供できるのではないかと思います。

また、会社運営をする上では、当社で働いてくれている社員の心技体のバランスも大切です。

その社員も、同じように心がしっかり伴っていくように会社を作っていきたいと思います。