平常心是道の精神が失われつつあるように感じます

先日あった東京都議会選挙では、都民ファーストの圧勝となりました。

 

その理由の一つは今まで圧倒的な支持率を誇っていた政党の相次ぐ失言や問題で支持を失ったのが原因とも言われています。

 

又、芸能界でもスキャンダルがニュースやワイドショーを賑わせています。これは一昔前よりも「言葉の重み」や「責任」に対する質が下がってきているからではないかと、私は感じています。

 

皆さんは「平常心是道」という言葉を知っていますか?

 

平常心是道とは・・・剣道的に言えば 恐、驚、惑、疑の四戒(四病)を排し、常に平静の心を持ち、冷徹の精神を失わぬことが一番大事なことであり、それが正しい人の道であり最高の道徳である。

 

この精神が最高の道徳であるとされています。

 

剣道は人間形成への道で最も「礼儀」を重んじる武道です。

 

試合中にガッツポーズをとったら一本が取り消されるのも、相手を重んじる礼儀に欠けることだからなのです。

 

私は武道に関わる会社の者として、このような先人たちの教えを後世に繋げて行きたいと考えています。

 

日々のニュースの中では、日本を引っ張って行かないといけない政治家の方々の一部が平静の心を持てず、そして冷徹の精神も失っているように思います。

 

「自分さえよければ・・・」という考えの人が日本中で増えているのではないだろうか?そんなことも最近のニュースを見ると感じてしまいます。

 

昔は悪いことをすれば、周りの大人が知らない子供を叱ってくれるのは当たり前でした。汚い言葉を使うとよく怒られもしたものです。

 

そのように私も叱ってもらったことによって、「世間」を知ることが出来ました。どのような事が一般的に恥ずかしいもので、そして良いとされるのか?子供ながらに知ることが出来ました。

 

そのような経験があったからこそ冷静に、客観的に相手の事を考えられる心を養うことができたのだと思います。

 

企業も同じで、常に平静の心を保ち、冷静にかつ客観的視点で物事に対処して行かねばなりません。

 

剣道をはじめとした武道には「人」として大切な教えがいっぱいあります。

 

私は、そのような教えを基に企業としてお客様に「平常心是道の精神」で向き合って行きたいと思っています。